歯周病の正体とは?

歯周病の正体とは?

こんにちは、医療法人 野原歯科室です。

今回は歯周病の正体とは?についてお話しします。

歯周病とは以前は歯槽膿漏とも呼ばれていた、歯ぐきに炎症を起こす病気です。進行すると膿が出たり、歯がぐらぐらになって抜けたりします。悪臭を発生するため独特の口臭を放つ原因にもなってしまいます。この病気は実は細菌が原因の感染症で、世界一感染者数が多い感染症としてギネスブックにも登録があるくらいかかりやすい病気でもあります。感染症ですから当然他人にもうつしてしまいます。キスなど直接的な接触だけでなく、共有した食器などからも感染することがわかっています。

歯周病の病原菌である歯周病菌には何十という種類がありますが、これらの菌の多くは空気を嫌う性質があります。歯周ポケットの奥の空気が届きにくい場所にどんどん潜り込むのですが、この時に歯ぐきや歯を支えている骨までも壊しながら潜ってゆきます。また、血液が大好きで出血があると爆発的に菌の数が増えて病気が進行してしまいます。

また、喫煙や糖尿病などは歯周病をさらに悪化させてしまいますし、さらに体中をめぐって様々な他の病気や早産などを引き起こしてしまいます。

 

歯周病の正体とは、世界最大の感染者を生み出している厄介者の感染症なのです。

 

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