虫歯じゃないのに歯が痛い 続き

虫歯じゃないのに歯が痛い 続き

こんにちは、医療法人 野原歯科室です。

今回は、引き続き「虫歯じゃないのに歯が痛い」についてお話しします。

前回は歯が痛いのに虫歯ではない症状の一つに知覚過敏があるという事をご説明しました。それ以外にも歯が痛くなる原因がいくつかあります。

その一つに噛み締めが強いために歯を支えている組織に炎症が起きて痛みを感じるという現象があり、咬合性外傷と呼ばれます。咬合性外傷を放置すると歯がぐらぐらになってしまう事もあります。歯と歯を支える骨が当たる場所にはクッションの役割をする歯根膜という組織がありますが、この膜が炎症を起こすこともあります。

また、もともと歯周病のある方が食事をすると炎症を起こしている部分に力が加わり、炎症がひどくなったり痛みが出ることもあります。肘を怪我して傷がある状況で机の上に肘をつくようなイメージです。

咬合性外傷の原因は様々ですが、ストレスより来る過度の喰いしばり、寝ている間の歯ぎしりなども悪化する原因だと言われています。無意識の歯ぎしりで時に1トン近くの力が歯にかかる事もあります。歯ぎしりが原因で歯を壊してしまう可能性もあり歯の当たりを緩和させるために寝ている間装着するマウスピースを作ることも行われます。

今回は、「虫歯じゃないのに歯が痛い」についてお話ししました。次回は虫歯じゃないのに歯が痛くなるさらにその他の原因についてお話ししたいと思います。

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