インプラントの基本構造について
こんにちは、医療法人 野原歯科室です。
今回は、「インプラントの基本構造について」お話しします。
インプラントとは抜けてしまった歯の根元に、人工的に歯の根っこを埋めて作り上部にセラミックなどで歯を作って、再び噛めるようにする技術である事、チタンという金属を使う事などは以前お話ししました。
インプラントの構造は大きく分けて3つのパーツに分類されます。まずインプラント本体とかインプラント体、フィクスチャーなどと呼ばれる部品。形状は外側がネジと同じになっており、事前に開けた穴に回転させながら奥まで埋入することができます。表面には骨としっかり結合するための特殊な加工がされています。
二つ目は、アバットメントと呼ばれるインプラント本体と人工的に作った歯を連結する部品です。この部品はインプラント体とネジで固定されています。
最後に、人工の歯の部分です。上部構造と呼ばれます。素材にセラミックを使う事が多いですが、内面に金属を使うメタルボンドという構造にすることもあります。
上記は2回法と呼ばれる方法で行う場合の部品になります。骨の状態がとても良くすぐに仮歯をつけたい場合などに1回法を行うこともありますが、当院ではすべての手術を時間はかかりますが、骨にしっかりと結合できる可能性が高い2回法で行っています。
今回は「インプラントの基本構造」についてお話ししました。