プロフェッショナルケアとセルフケアについて

プロフェッショナルケアとセルフケアについて

こんにちは、医療法人 野原歯科室です。

今回は、「プロフェッショナルケアとセルフケア」についてお話しします。

歯を磨く、歯間ブラシを通すなどご家庭でできる歯のケアをセルフケアと呼びます。部位によって歯ブラシの種類を変えたり、フッ素の入った歯磨き粉を使ったり、殺菌効果のある洗口剤を使うなどいろんな工夫が考えられます。歯の再石灰化を促進する成分のグッズもあります。以前にご紹介したように、歯ブラシだけではすべての汚れは落とせないため歯と歯の間にフロスを通したり、歯間ブラシなども併用してみてください。

ところで、歯のケアには歯科医院でしかできないものもあります。歯石を取ったり着色を落としたり等は専門の器具や材料を使って歯科衛生士が行います。歯石は歯ブラシでは落とせないのと、様々な場所にこびりついているので場所場所に合わせた器具を使いながら除去をしてゆきます。特に歯周ポケットの奥についてしまった歯石は表面からは見えないため、訓練された歯科衛生士でないと除去するのは困難になります。歯の表面がつるつるしていると歯垢も付着しにくいため歯周病の予防にもつながります。個人差はありますが、歯石は約2週間で形成されてゆくと言われております。

一般的にはご自身で行っていただくセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアを組み合わせた、二人三脚のケアでお口を守ることになります。

今回は「プロフェッショナルケアとセルフケア」についてお話ししました。歯科医院に行くのはせいぜい2~4か月に1度程度なので、日ごろのケアは患者さんのセルフケアが中心です。正しい磨き方や手入れ方法を専門家である歯科医師や歯科衛生士にお聞きいただき実践していただけると幸いです。

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